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なかなかよく出来てはいる
無料で8巻まで。
冒頭はサバイバル術、次いで村(街)の発展術、さらには軍隊式の戦術から国を操る権謀術数まで。
話が進むにつれ、スケールが大きくなっていくのは読んでいて楽しい。
また、色々細かいところまで研究しているんだろうなというのは感じる。
(古代ギリシャやローマの戦闘から、モンゴルなどの騎馬民族の戦闘まで)
そういう点では高い評価ができる作品。
また、敵対者でもどこか憎めない点があり、根っからの悪人がいないというのも気持ちいい。
一方、やはり絵が気になるところ。
ロリ系過ぎて、この壮大なストーリーにマッチしていない。
描写も決してうまいとは言えず、ここはマイナス点。
さらに、この手でありがちなのだが「現世からの一介の転生者がなぜそんなことまで知っているのか」という疑問。
農業・農機具・窯の製造方法・火薬の製造方法など、何の情報も無い社会で再現できる人など、今の日本にほとんどいないだろう。
戦闘テクニックにしてもそう。
外交も含め、その世界にはその世界の経験があるはずであり、一介の転生者がそれらのプロを上回るなどありえない。
あと細かい点で言えば、距離関係。
ストーリーをスムーズに進ませるためか、各拠点間の距離が近すぎる。
国境付近から首都まで「1日」の距離なんて、実際の中世の行軍速度から考えると10㎞あるかどうかのレベルで、ありえない近さ。
現実では、例えば鎌倉時代に鎌倉-京都間(500㎞強程度)が12-16日程度要している。
どんなに小さな国でも1週間以上は要さないとおかしいだろう。
そういうところがまだまだ甘いなと感じるし、残念にも思う。
どうせやるなら、そういう細かい点にもきっちりこだわって欲しかった。
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